最近ではコロナ禍ということもあり、不特定多数の人が使わない、パーソナルトレーニング専門のジムが大人気です。
この記事では、必ず成功するパーソナルジム選びを伝授したいと思います。
パーソナルトレーニングは、普通のジム通いよりも当然お金がかかります。
選び方にはポイントがいくつかあるので、重要な点を解説していきます。
パーソナルジムとは?
ジム通いを始めるキッカケは、健康増進やダイエットをしたいと思ったときです。
特に大手の総合型スポーツクラブだと、定期的にチラシやウェブ広告を目にすることがあるので、大半の方は総合型のスポーツクラブをまずは選択します。
しかし、実際に始めてみるとトレーニングの方法が分からなかったり、期待通りの成果が出ないことがよくあります。
その理由は、一般的なスポーツクラブは基本的なマシンの使い方やクラブの施設の利用方法しか教えてくれなかったり、格安のクラブになると無人形態をとっていて、適切なアドバイスや指導を受けることができないことがあるからです。
我流で行っても効果はなかなか出ないので、目的の達成までに挫折してしまうのです。
そういった方におすすめなのが、パーソナルジムです。
トレーニングにも原則というものがあります。筋肉のつき方や骨格、体質によって個人差があったり、目的によって適切なトレーニング時間や頻度も変わります。
専門的な知識を持ったトレーナーに指導してもらうことは、我流でのトレーニングよりも圧倒的に効果的です。
パーソナルトレーナーとは?
ジムを選ぶ前に抑えておかなければならないのが、パーソナルトレーナーとは?です。
お客様に対して1対1で運動処方や栄養指導をし、目標達成に導くのが仕事です。
特に必要な資格はなく、『パーソナルトレーナーです』と名乗れば誰でもパーソナルトレーナーになれます。
だだし、ジムによっては必須の資格が設けられていたりしますが、そもそも実績がないときにその指導を計るのは資格しかないとも言えます。
パーソナルトレーナーの働き方は様々ですが、大きく分けると2種類になります。
①ジムの正社員かアルバイト
ジムと雇用契約を結び、パーソナルトレーナーとして働くことができます。
未経験者がいきなりパーソナルトレーナーとして活動するのは非常に難しく、①を経て②に移行するパターンが主流です。
会社が準備した研修を受けることができ、先輩トレーナーについて指導を学びながらスキルを身に着けます。
雇用契約なので安定した収入や社会保険などの福利厚生がメリットではありますが、その反面デメリットもあります。
会社の方針に従う必要がある、パーソナルトレーニングを実施しても自身の収入にそのまま反映されるわけではない、パーソナルトレーニング以外の業務も当然ある、などがデメリットと言えます。
②フリーランスでジムと業務委託契約
ジムなどの施設を借りて場所代を支払うことで活動する形態です。
つまり、個人事業主としてジムと契約します。
業務委託のメリットは、方針や働き方において自由度が高いこと、実力があれば高収入を見込めることです。
チームとして活動するわけではないので、人間関係に煩わされることはありませんが、所属するジムとのビジネスとしての関係性を構築する必要はあります。
全てが自己責任であること、収入が不安定であることがデメリットと言えます。
個々に合ったメニューの提案をしてくれるか?
規模にもよりますがパーソナルジムには、複数のトレーナーが在籍しています。
一般的なパーソナルジムの流れは以下の通りです。
- 申込→目的や希望等を伝え、その希望にあうトレーナーを決める
- カウンセリング→初回のカウンセリングを行い、トレーニング方法の提案をしてもらい、実施の可否を決める
- トレーニング→トレーナーとスケジュール調整をしながら、目的達成に向けてトレーニングをしていきます
申込
目的達成までのスケジュールや希望を明確に伝えましょう。
トレーナーにはそれぞれ得意分野があるので、目的に合ったトレーナーを選択してくれますが、前述したようにトレーナーには働き方の違いがあるため、その方針に左右されることもあります。
そのジムにとって、フリーランスのトレーナーが実施するとそれだけ経費が大きくなるが、一般的にはスキルが高いであろうフリーランスのトレーナーな任せたほうが長く継続する可能性が高くなるというジレンマが存在するからです。
よって、目的を明確に伝えないことは、あなたの目的よりもジムの方針に左右された選択をされてしまう可能性を高めるので、希望は遠慮せずに全て伝えましょう。
カウンセリング
基本的にはカウンセリングを担当したトレーナーがトレーニングの担当となります。
ここで重要なのが、雇用のトレーナーかフリーのトレーナーかです。
フリーの場合は、生活がかかっているので、不得意な分野だったとしても自身が担当するという判断をする可能性が、高くなるからです。
雇用のトレーナーであれば、不得意な場合には他のトレーナーに変わるという選択肢も頭にあるからです。
本当に自分に合っているかは、以下の点判断してください。
- 専用用語を使わずにわかりやすく説明できるか
- 自分に適したトレーニングを提案してくれるか
- 要望や悩みを話した時に、キチンと耳を傾けて親身に寄り添ってくれる
- 運動メニューだけでなく食事指導を行っているか
- 費用面も考慮した提案をしてくれているか
雇用のトレーナーが絶対にいい、フリーのトレーナーが絶対にいいということではなく、提案をしてもらう中で、話し方や接し方が受入られるか、本当に自分の目的のことを考えてくれているかなどを判断します。
提案を受ける中で、『なんか合わないな』『話し方が嫌だな』など感じることがあれば、トレーナーを変えてもらうほうが良いと思います。
ジム側もトレーナー側も、合う合わないという事があるのは重々承知しているので、遠慮する必要は全くありません。
トレーニング
成果の基準をしっかりと決めておきましょう。
トレーニングや体への知識がない場合、成果が出ていなくてもうまく言いくるめられてしまいます。
料金設定の明確さ、解約等の規約、返金制度や保証制度に関しては、事前に確認しておき、後々トラブルにならないようにしておきます。
料金は様々です。大手の施設などでは高級なプランを用意していることもありますが、目安は1時間6000円です。相場感も頭に入れた上で継続の判断をしましょう。
ただし、低価格でも、質の高いトレーナーがきちんとトレーニング指導に当たってくれるジムもたくさんあります。
ウェアはどうする?
以外にジムでのトレーニングで頭を悩ませるのがウェアに関してです。
広告やCMでは、最新のウェアでオシャレな服装の印象が強いためですが、あくまでターゲットが40代から50代の女性であることが多いからです。
CMのような服装の方はごく一部で、ほとんどの方が家にある半袖短パンです。
パーソナルジムの経営は、ウェアなどの物販でも成り立っているので、費用も高めです。
特に決まりはないので、動きやすい服装を準備していれば問題ありません。おすすめなのは、『速乾性が高いもの』『伸縮性があるもの』です。
ジムによっては、レンタルの制度がある場合があり、パーソナルの料金に含まれていたり、月額制、都度払制など種類があります。
マシンの充実は?
設置されているマシンに関しては、特に気にする必要はありません。
最新のマシンなどが謳い文句になっているジムもありますが、プロのトレーナーであればツールはあまり関係ありません。
マシンよりも、予約の利便性を高めるシステム、安全性を高めるシステムなどに投資しているジムがおすすめではあります。
また、経営状況にもよるので中々判断が難しいですが、施設の清掃が行き届いている、マシンは最低限で最新の機種ではない、といった条件が揃っているなら、トレーナーへの利益還元率が高い可能性があるので、必然的に質の良いトレーナーが在籍していると思います。